《僕が美容師になった理由と辞めた理由》美容師になるために必要な事

山野美容専門学校

美容師を辞めて5年の月日が経ちました。なんだか時間が経つのは早いなと思いながら久々に自分が通っていた美容学校の前を通りがかると、

「絶対あの有名サロンに入るよ。」

「自分の店を持ちたい。」

と熱く夢を語る若い生徒達の声が聞こえてきました。思わず耳を傾けてしまい、
「あぁ、自分もあの頃は美容師という夢に向かって頑張ってたなぁ」

となんだか懐かしく、ちょっとだけ切なくもなりました。
美容業界を去った人間が偉そうな事を言うつもりは全くありませんが、美容師を辞めて気付く事もたくさんありました。

なのでこれから美容師を夢見る若い子達に私個人が感じた美容師という仕事のいい面も悪い面もお伝えできればと思います。

興味があれば見ていって下さい( ^ω^ )
今現在、美容師になりたいと思っている若い子はどのくらいいるんでしょうか。

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美容師になりたかった理由

美容師シザー

ホント単純です。かっこいいと思ったからですね。当時高校生だった私はこんな甘っちょろい考えだけで美容師になりたいなどと語っていました。

そしてもう一つの理由は東京に上京できる理由が欲しかったから。私は当時田舎コンプレックスだったのか、田舎でやりたい仕事もないし田舎にいたくない。「ここから出たい。せっかく出るなら東京だ。」という考えでいました。

結果辞めてしまったけど美容師を5年は続けました。←たかが5年で偉そうに言えることではありませんが、、、。
当時はとにかく必死でしたね。

美容師になるには

悩み込む高校生 

まず高校を卒業して美容専門学校に入学しなければいけません。
美容学校の通い方も

  • 全日制(昼間2年間)
  • 通信制(春と夏のスクーリング3年間)
  • 夜間生(夜間2年間)※夜間がない学校もあります。

この3つがあります。基本は昼間2年間の全日制ですね。自分のライフスタイルに合った通い方が良いかと思いますが、美容師になるには美容師免許が絶対です。おそらく一番の近道は全日制だと思います。

しかし、どのコースも決められた授業日数をこなし、国家試験資格を得て国家試験に合格しなければ美容師の第一歩を踏み出すことができません。
参考:美容師になるには

美容学校選び

さらに悩む高校生

ぶっちゃけどこでもいいんじゃないかと個人的には思いますね。
多分ホントにどこいっても同じだと思います。東京の美容学校の方が就職が有利とか聞いたことはありますが、結局自分次第だと思いますよ。

私の知り合いでも地方の美容学校へ通っていたけど、都内の有名サロンに勤めている友人や都内でフリーのヘアメイクの仕事をしている友人もいます。私がそうだったように、東京の方が有利だと思っている人はたくさんいるんじゃないかな?

凄く気持ちがわかりますけどね。
参考:美容学校選び

国家試験

気合を入れた女性

美容師になるためには美容師免許が必要です。
その為国家試験に合格しなくてはなりません。試験は実技と学科と分かれて毎年夏と冬に2回開催されます。

実技試験

まずは実技試験です。
第1課題と第2課題に分かれて出題されます。

・第1課題
私の時代はオールパーパスのワインディングとオールウェーブセッティンとローラーカールのどれか一つが出題されました。

第1課題(2010年夏の試験まではオールパーパス巻きのワインディング、オールウェーブセッティング、ローラーカールの中から1つだが、それ以降はデザイン巻きのワインディング、オールウェーブセッティングの2つからの1つになる)
引用元:美容師国家試験(Wikipedia)最終更新 2016年2月19日 (金) 01:18

・参考:ワインディング(YouTube)
・参考:オールウェーブセッティング(Trysalon)
ちなみに私が受けた課題はオールウェーブでした開始直後緊張してステンレスピンを落としたことを今でも覚えています。

・第2課題
私の時代はグラデーションボブ。グラボブってやつです。現在はレイヤーカットに変更されています

第2課題(2010年夏の試験まではグラデーションボブだが、それ以降はレイヤーカットになる)
引用元:美容師国家試験(Wikipedia)最終更新 2016年2月19日 (金) 01:18

・参考:国家試験レイヤーカット(YouTube)
どの課題も時間内に規定の点数以上であれば合格です。

学科試験

学科試験は実技試験の約一ヶ月後に行われます。
実技試験より学科試験で落ちる人が多いです。

学科試験の合格基準は問題が50問出題されます。100点満点中60点以上が合格点です。

(出題科目)

関係法規 、公衆・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体構造及び機能、皮膚科学、美容の物理・化学、美容技術理論

以上の科目において1つでも無得点があると不合格になります。

私は実技試験が終わってからの約一ヶ月間は休まず勉強していた記憶があります。
※学科試験は塗りつぶしのマークシート形式です。

参考:美容師国家試験について

美容師の就職

就職に悩む女の子 

早い子であれば、1年生で働きたいサロンを決めて就職活動(アプローチ)をしている子もいました。

たしかに有名なお店は応募の締め切りが早かったように感じましたね。
私はマイペースな人間だったので1年生の頃は遊び呆けていましたけど。m(__)m
でもどんなマイペースでもやる気さえあれば必ず就職は決まりますよ!

いくつかアドバイスとしては

  • 働きたい場所を絞る。(働く地域によってお客さんの年齢層も変わってきますね)
  • 自分の条件を絞りだしてみる。(給料、休日や待遇面など自分の条件て絶対にあると思います。絞り出してみましょう)
  • 気になったサロンへ見学に行く。(とにかくサロン見学をしてお店の雰囲気を知ろう)

美容師の仕事とお給料

OKサインを出す女の子

美容師の仕事内容と給料はスタイリストとアシスタントで全く違ってきます。
今回はアシスタントについてざっくりとですが、説明とアドバイスを少し。

アシスタントの仕事

名前の通りスタイリストのサポートをする役目ですね。仕事内容はシャンプーやカラーリング、パーマのヘルプがメインになるかと思います。
とにかくアシスタントは考えて動くことが大事。

お客さんの事を第一に考えるのはもちろん、スタイリストがスムーズに仕事ができるよう常に次の事を考える。
とにかくどれだけ気がきくかが大事なんじゃないかなと個人的には思いますね。

スタイリストの仕事

スタイリストの仕事はカットをはじめ全ての技術を熟してお客様の要望に100%応え満足して頂くことです。

お客様が求めるヘアスタイルの要望と違った場合高確率で失客につながります。スタイリストの仕事は絶対にミスの許されないとても責任ある仕事です。
たった1人のミスでもお店全体に影響する可能性だってあります。

ですからスタイリストは現状の技術に満足することなく、常に向上を追い求める事が大切です。

そして技術の他に礼儀や言葉使いといったマナーと外見・身だしなみもしっかりと気を配る事が大切です。

スタイリストデビューまでの時間

スタイリストデビューまでの時間は働くお店によって異なります。

そのお店のカリキュラムの違いや技術料金、土地柄やお客様の層などが異なるからです。僕個人は最低でも3年間~5年間のアシスタント歴が必要だと思っています、、、。

地方と都心エリアではその時間の差がハッキリしているんではないでしょうか?

  • 地方の美容室アシスタント歴1年~
  • 都内の美容室アシスタント歴3年~
  • 都内の有名店アシスタント歴5年~

私はこういった印象を持っています。
正直デビューが早すぎるのはコワイなというのが個人的な意見です。ちなみに私は4年目でジュニアスタイリストになりました。

まぁスタイリストデビューが早いか遅いは人それぞれ意見があるので、どっちが正しいかわかりません。自分が何処でどんな働き方をしたいかどんな美容師になりたいかで働く美容室を決めると良いでしょう。

美容師の給料

日本のお札

ここでは私がアシスタントからジュニアスタイリストまでのお給料を参考にして頂ければなと思います。

  • 入社1年目15万円
  • 3年目(中間生)18万円~
  • ジュニアスタイリスト20万円~

もちろんお店によってお給料は変わってきます。私の場合は年収で言ったら200万円弱。会社員の友人と比べると遥かに低かった……。

もちろんボーナスもなかったです。しかし美容師は技術職なので、自分がお店の売り上げに貢献すれば基本給に手当てとしてプラスお金を頂けます。

参考:美容師の年収について

美容師として楽しかったこと辛かったこと

黄昏る女の子

美容師をやっていて個人的に楽しかったことと辛かったことをお伝えします。

楽しかったこと

喜ぶ女の子

私は洋服が大好きだったの会社員の方とは違い毎日自分の好きな洋服を着てオシャレができた事は楽しかったですね。
仕事面ではお客さんに顔と名前を覚えてもらい、シャンプーやカラーリングの指名を頂けた時です。

何か自分の実力が認めてもらえたような気がしてホントに嬉しいかったことを覚えています。

そして当時尊敬できるスタイリストに褒めらたことですね。美容師は技術職なので自分の技術がアップしてることを褒められたり肌で感じれるのは楽しいですよ。

辛かったこと

元気が出ない女の子

まぁ自分のせいなんですが、とにかくお金苦労したことですね。笑
給料をもらっては洋服ばっかし買っていたのでホントにお金がなかった(^◇^;)

あともう一つはお休みかな。
接客業なので、基本休みは平日。周りとは休みが合わないので友人と会う機会も減り1人の時間が増えたことです。

仕事ではアシスタント時代仕事が思うようにこなせなくてミスを繰り返して怒られたり、毎日練習しても中々上達しないことに悔しい思いを何度もしていました。

美容師を辞めた理由

海で座り込む女の子

私が美容師を辞めた理由は1番はやはり美容師としての明確な夢がなかったことです。

多分普通の人は将来自分の店を持ちたいとか考えるのでしょう。でも私にはそれがなかったし、何十年か先の自分を想像することができませんでした。それでも1度美容師という道を選んだ事に全くの後悔はありません。

美容師になれて良かったこと

笑顔が素敵な女の子

私は勤めていたサロンでかなり厳しく鍛え込まれていたので、礼儀や接客には自信がありました。

それから美容師になるまで私は真剣に何かに打ち込むってことがありませんでした。

結果辞めてしまったけど5年間必死に頑張れたこと。自分でも何かに打ち込むことができたって事がすごいなと思います。

そして個人的に思うことがあるんですが、美容師の仕事を経験することで、どんな仕事をしても頑張れると思うんですね。

それだけ厳しかったし、怒られっぱなしでツライ思いや悔しい思いをたくさんしました。美容師って強くなれるんです!!

美容師を辞めて後悔したこと

変顔の女の子

後悔がないって言うとホント嘘つくことになりますが、期待されていた両親や親戚、兄弟の期待に応えられなかったことです。申し訳ない。
でもこれだけかな。自分自身にはもう後悔はないです。美容師というすばらしい職業を経験できたことに感謝しています。ホントにホントに経験できて良かった。

美容師を辞めて変わったこと

旅行を楽しむ女性

美容師を辞めて変わった生活を語ります。

  • 手荒れが改善された
  • 食生活が改善され健康的になった
  • 家族や友人との時間が大幅に増えた
  • プライベートで人との出会いが増えた
  • 趣味の時間がたくさん取れるようになった
  • 日曜、祝日に開催されるイベントにも参加できるようになった
  • 年収が大幅にアップした

私はとにかく時間的と経済的に余裕ができ、周りの人達とも時間が合うようになったので充実した時間を過ごせるようになりました。美容師をやっていた頃はお金にとても苦労したし、正直時間の余裕も全然なかったです。そしてちゃんとした時間にも食事をできるようになったり、悩みだった手荒れが改善されました。

美容師に向いている人

シザーとセニング

美容師に向いている人はどんな人でしょうか。
実は器用不器用はあまり関係ないですね。もちろん器用にこしたことはありませんが、死ぬ気で練習をすれば不器用はカバーできます。

それより私は性格の方が大きいと思っています。

  • 向上心がある
  • 前向きである
  • とても明るい
  • コミニュケーション能力が高い
  • 負けず嫌い
  • 常に夢や目標がある
  • 行動力がある
  • とにかくオシャレ好き
  • 美容が大好き

私に足りないところばかりです。(ー ー;)
これは今まで僕が出会った成功されている美容師の共通点です。

美容師を目指す方へ

敬礼する女の子

美容師という職業はなってからがものすごく大変です。正直憧れだけでこの職業に就くのは難しいと個人的には思います。

しっかりと自分の夢や目標を持つ事がとても大切。そうでないと私のように中途半端に辞めてしまうかもしれません。皆様にはそうなってほしくない。

美容師という仕事の良い面も悪い面も理解し、

  • 将来の明確な夢や目標を持つ事。
  • 美容師の仕事を好きになる事。

この想いが強ければ強いほどきっと素敵な美容師になれると思いますよ。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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